認知的不協和

  • 【読み】 にんちてきふきょうわ
  • 【英語表記】 cognitive dissonance

概要

認知的不協和とは、認知したこととは矛盾する状況に遭遇すると不快感を感じ、それを解消しようとする心理状態のこと。

説明

人間の行動を考える上で、「人は常に合理的な判断に基づいて行動するわけじゃない」ということを表す代表的なものが、認知的不協和と呼ばれるものです。アメリカの社会心理学者レオン・フェスティンガーが、「認知的不協和理論」として提唱しました。

自分が既に得ている知識や経験、またそれに基づいた決定や行動に対して、それとは矛盾するような出来事に出くわした場合、人は不快感を感じます。そして、その不快感を解消するために、何らかのリアクションをとります。

例えば、車とかマンションとか、高額商品を買うとき。様々な情報を見比べながら検討しAにしようかBにしようかと考えます。そして悩んだ挙句、ようやく商品Aに決定したとしましょう。もちろんAを選んだのは、BよりもAの方が優れていると判断したからです。

ところがAを買った途端、Bが優れているという新たな情報を耳にしたとしたら・・・もちろんその人は、心理的に不快な状況になります。そしてその不快を解消するための行動をとるようになります。例えば、Bの欠点を探してみるとか、Aのより良い利点をさらに探してみるとか。また、Aの良さを声高に他人に伝えてみたり、逆にBに関する情報は出来るだけ避けてみたりするようになります。

この様になってしまう人間の心理的状態を認知的不協和と呼んでいます。人間の不合理的な行動を示す要因として、マーケティングや投資など経済面では、この認知的不協和は注目されています。

参考図書

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