コンセプト
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2011.03.03 更新)
- 【読み】 こんせぷと
- 【英語表記】 concept
- 【類似語】
構想 概念 観念
概要
コンセプトとは、
説明
コンセプトって言葉、よく考えてみると、実際わかっているようで意外と曖昧だったりしますよね。コンセプト(concept)を和訳すると、一般的に「
でもじゃあ、コンセプトが概念とするならば、
で、この「概念」と「理念」の違いを端的に説明するならば、
- 概念とは、あるモノゴトに対して一般的に知られていたりする総括的な形式のこと。
- 理念とは、モノゴトに対する根本的な考え方のこと。
う~ん、まだわかりづらいですか?
例えば、「携帯電話の概念とは?」と聞かれれば、「電波によって通話する電話のことで、持ち運びに容易なサイズで・・・」みたいな説明ができます。携帯電話に対して私達第三者が一般的に知っている事実や事象を総括的に述べたのが“概念”ということになります。
でもじゃあ、「携帯電話の理念とは?」と聞かれる妙な日本語に聞こえませんか?「携帯電話に理念なんてあるわけないだろ」って言いたくなります。
なぜそう感じてしまうかというと、“理念”とは考え方のことであり意思を持ち合わせている必要があるからです。つまり、携帯電話そのものは物でしかありませんから、意思なんて持ってないんですね。ですから、「携帯電話の理念」というと違和感を感じてしまうんです。しかし「この携帯電話を作った人達の理念」と言えばシックリくるはずです。
この様に考えると、概念とは第三者による既知の事実であり、それに対して理念とは当事者の意思を含んだものだということがわかると思います。
では「コンセプト」をビジネス用語として考えた場合、“概念”という意味だけで捉えても良いんでしょうか?
う~ん、それもちょっと微妙。例えば「A社の経営コンセプト = A社の経営に対する概念」というと、なんだかシックリきません。だって経営コンセプトはその会社の当事者(経営者)が決めることであり、第三者が一般的に知っている事柄とは限らないですから。
と言うことで、ビジネスにおいて「コンセプト」という場合は、「構想」という捉え方が一番シックリくるんじゃないかと。
「起業においてはまず経営コンセプトをシッカリと練って・・・」と言えば「ビジネスの構想をきちんと練るということだな」と意味通じますし、「この商品のコンセプトが曖昧」と言えば「この商品の構想がシッカリしてないんだな」と分りますからね。
ちなみに、経営においては経営コンセプトをシッカリとすることでそれが土台となり、経営に対する根本的な考え方、つまり実のある経営理念が生まれます。
シナジー効果
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.09.21 更新)
- 【読み】 しなじーこうか
- 【英語表記】 synergy effect
概要
- シナジー効果とは、相乗効果のこと。
- 関連する事業を持つことで、単独で運営するよりも効果が大きくなることを示す。
説明
詳しくは、「
参考図書
- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)
規模の経済
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.29 更新)
- 【読み】 きぼのけいざい
- 【別表記】
スケールメリット - 【英語表記】 scale merit
概要
- 規模の経済(スケールメリット)とは、事業規模が拡大するに伴って、平均費用が低くなり、利益率が高くなることを言う。
説明
1人でやると1日に10個しか作れないのに、2人でやると30個作れたりすることって、結構あります。
それと同じで、例えば1日に1万個のボルトを作る工場を倍の2万個作る規模にしても、コストまで2倍かかるとは限りません。ボルトを作る機械を2倍導入しても、機械を動かす人は1.5倍で足りるかもしれません。同じ機械を今までより2倍稼動させるだけで済めば、コストはかなり抑えられます。
飲食店でも、客席が2倍のホールに広がったとしても、ウエイトレスも調理人も2倍にする必要はありません。電気代だって照明がいくつか増えるだけで2倍になんて膨らみません。ガス代だって同様。また客席数が2倍になったところで、レジなんかは昔のまま1台で済みますし、そのたび遺品だって昔のままの量でOKだったりする方が、圧倒的に多いですし。
事業の規模が大きくなるにしたがって、単位あたりのコストが下がっていくわけです。
この様に、企業の規模が拡大すればするほど、平均費用が下がっていく現象を、規模の経済性(スケールメリット)と言います。
参考図書
- ポーター教授『競争の戦略』入門(グローバルタスクフォース/総合法令出版)
- 競争の戦略(M.E.ポーター/ダイヤモンド社)

- 競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか(マイケル・E・ポーター/ダイヤモンド社)

- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)

経営戦略
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.14 更新)
- 【読み】 けいえい・せんりゃく
概要
- 経営戦略とは、企業が目標を達成し、
競争優位 を実現するために行う戦略 のこと - もう少しくだけた言い方をすれば、「ライバル会社に勝って自分達の目標を達成するために行う会社の長期的・全体的な方針や計画」のこと
- 今日では、
競争戦略 とほぼ同義で用いられる 戦術 とは、戦略を実行するための具体的な方法のことなので、混同しないように
説明
戦略とは、戦術と相関関係にあります。例えば、営業マンそれぞれの行動は、営業部の戦略に基づいて実行されています。が、その営業部の戦略は、会社全体の戦略から見れば、1つの戦術だったりします。どこに視点を置くかで、捉え方が違ってきます。
また、経営において戦略とは、「
階層
経営戦略には、以下の階層に分けて考えられます。
- 企業戦略(
全社戦略 )・・・企業全体に及ぶ戦略 事業戦略 ・・・各事業(各市場)ごとに行う戦略機能別戦略 ・・・職能 (営業・財務・開発など)ごとに行う戦略
参考図書
- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)

PPM
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.04 更新)
- 【読み】 ぴーぴーえむ
- 【正式名】 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント
- 【英語表記】 product portfolio management
概要
- PPMとは、複数の事業を展開する企業が、戦略的に各事業への資源配分を決定する際に用いる経営分析の手法
- PPMは、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)によって開発された
説明
PPMにおけるBCGモデルは、以下のような4つのカテゴリで表されます。
縦軸の市場成長率が高いということは、その製品が成長期にある事を示してます(
以下に、4つのカテゴリを説明します。
花形(Star)
- 成長期にある事業で、シェアが高く競争力がある。
- 会計上の利益は出るが、設備投資などの資金流出も多く、
キャッシュフロー の源ではない。 - 問題児から花形に移行する場合と、研究開発によって直接花形になる場合とがある。
- 成熟期に入って金のなる木に移行するまで、市場シェアを維持する必要がある。
金のなる木(Cach Cow)
- 成熟期にある事業で、シェアが高い。
- 資金流入が多く、成長のための投資が少ないためキャッシュフローの源となる。
- ここで得た資金は、研究開発や問題児への投資など、他の事業の資金源とすべき。
問題児(Problem Child)
- 成長期にある事業で、シェアが低い。
- 資金流入は少ないが流出は多いため、キャッシュフローはマイナス。
- さらなる資金投入によってシェアを高め、花形を目指す。上手くいかなければ負け犬に。
負け犬(Dog)
- 衰退期にある事業で、シェアも低い。
- 資金の流入と流出は共に少ない。
- 収益は見込めないので、撤退することで資金を別の事業に有効利用する必要がある。
問題点
だたし、PPMはキャッシュフローだけに焦点が当てられ、それ以外の経営資源が考慮されていません。また、このモデルは単純化し過ぎているため、企業の実態からかけ離れているケースも出てきます。
これらの問題点を踏まえ、開発された手法で有名なものに、GE社の
参考図書
- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)
製品ライフサイクル
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.04 更新)
- 【読み】 せいひんらいふさいくる
- 【英語表記】 product life cycle
- 【略式名】 PLC
概要
- 製品ライフサイクルとは、製品が市場に投入されてから衰退していくまでの過程を表したもの
- 導入期・成長期・成熟期・衰退期の4段階に分けられる
- 売上の推移をグラフにすると、S字カーブを描く
説明
下手クソな図でスミマセンが、製品ライフサイクルをグラフにするとこんな感じ。もちろん、全ての製品がこのグラフと全く同じように推移するわけじゃないんで、そこんとこヨロシク。
で、以下に各段階を説明します。
導入期
- 開発された製品が投入された時期
- まだその製品を知らない人が多いので、売上高は低い
- もちろん宣伝費や営業活動費のための費用は大きい
- 価格は高い
成長期
- 製品が消費者に認知されてきて、市場に浸透してくる時期
- 売上が急上昇
- 多くの競合企業が市場に参入してくる
- 競争に勝つために宣伝費などにコストかかるが、売上急増のため利益も高くなっていく
- 価格も低くなってくる
成熟期
- 製品が市場に浸透し、需要が一段落する時期
- 売上の伸びが鈍るが、高い状態のまま推移
- 競争も一段落し、コストもかからなくなってくる
- 利益が最大化
- 価格低下も一段落
衰退期
- 製品の魅力が薄れ、需要が減少する時期
- 売上高と利益が減少
- コストと価格は低いまま
- 撤退する企業が増える
参考図書
- 新版 MBAマネジメント・ブック(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)
シナジー
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.02 更新)
- 【読み】 しなじー
- 【英語表記】 synergy
概要
- シナジーとは、相乗効果のこと
- 企業が複数の事業を持つことで、単独で運営するよりも効果が大きくなることを示す
説明
単独で事業を運営するよりも、複数の事業を持つことで、何かと便利なことがあるわけで。2つで1つのものを利用できたら、一石二鳥!「1 + 1 =2」ではなく、3にも4にもなってしまう相乗効果をシナジーと言います。大まかに分けてそのシナジーには3つあります。
販売シナジー
既存の販売経路、販売組織、販売ノウハウなどを利用することで生まれるシナジー。例えば
生産シナジー
既存の生産技術や設備などを利用することで生まれるシナジー。例えば化粧品メーカーが、そのノウハウや開発能力を生かして健康食品事業を始めたりすれば、生産シナジーの効果を得られるわけです。
マネジメントシナジー
既存の経営管理能力を利用することで生まれるシナジー。過去の経験を利用することで、リスクを極力回避でき、コストを抑えることが出来ます。
参考図書
- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)
PDCAサイクル
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.01.31 更新)
- 【読み】 ぴーでぃーしーえいさいくる
- 【英語表記】 PDCA Cycle
概要
- PDCAサイクルとは、経営管理における「Plan(計画)→Do(実行)→Check(点検・評価)→Action(処置・改善)」といった一連の流れを示したもの
マネジメントサイクル の1つで、PDSサイクル よりも改善活動を強く押し出しているISO においてマネジメントサイクルと言えば、PDCAサイクルのことを指す- 経営管理だけでなく、各個人の仕事のマネジメントにおいても、用いられる
説明
まずは、企業の目標に向かって計画を立てる(PLAN)。それに合わせて具体的な行動を指揮・命令を行い業務を遂行する(DO)。業務が計画に沿って実行されているかをチェックし(CHECK)、改善点があれば処置を施す(ACTION)。このサイクルが終わったら、反省点を踏まえ、次の計画へ・・・
というプロセスを、PDCAサイクルでは踏みます。
CHECKとACTIONを導入することにより、
PDCAサイクルを図にするならば、以下の感じ。
私が緻密な図を作成するのが面倒なんで、平面な円でこのサイクルのイメージを図にしましたが、実際は螺旋状に上昇していくイメージが近いんじゃないかと。
改善しながら上昇していくこのマネジメントサイクルは、経営だけに留まらず、個人の仕事に関する取り組み方にも用いられています。
なお、このPDCAサイクルが機能しないケースって結構多いみたいですが、そんな時は各プロセスに問題がないか検討していく必要があります。やってるかい?
参考図書
PDSサイクル
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.01.31 更新)
- 【読み】 ぴーでぃーえすさいくる
- 【英語表記】 PDS Cycle
概要
- PDSサイクルとは、経営管理における「Plan(計画)→Do(実行)→See(統制)」という一連の流れを示したもの
マネジメントサイクル の1つ
説明
PDSサイクルって、
まぁ、PDSサイクルを判りやすく図にすると、こんな感じ。
このサイクルが繰り返されるのが、
この場合の「SEE(統制)」というのは、単純に「評価」と思ってもらっても良いんじゃないかと。計画の実行結果から改善点などを評価することで、次の計画に繋げます。
参考図書
- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)
経営理念
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.01.29 更新)
- 【読み】 けいえいりねん
- 【英語表記】 corporate philosophy,management concept, etc…
- 【同義語】
社是 社訓
概要
- 経営理念とは、企業の基本的な価値観、行動指針、理想のこと
- 経営理念は、時代を超えた長期的視点からなり、外部環境に左右されない
- 社是や社訓とも言う
- 多くの企業が経営理念を掲げているが、しょせん口だけってケースが多々見られる
説明
経営理念は、企業の基本的な価値観を明示して、その方向性を示します。なんで、経営者や従業員にとって経営理念は、その行動や判断の指針となるわけです。
日本では昔から、社訓や社是として存在しますが、この経営理念によって社風や企業文化が形成されてたりする例が多々あったりします。
また、株主などの利害関係者に対しては、その企業の存在する目的を伝える役割があります。
企業の根本をなすこの経営理念は、外部環境に左右されるわけではありません。経営理念に基づいて企業の経営ビジョン(未来像)が示され、それをもとに外部環境を考慮しながら経営戦略が立てられます。図にすると、こんな感じ。
ちなみにですが、経営理念って聞こえが良いんで多くの企業が好き好んで掲げてますが、実際に具体的に現場へと落としこめてる企業って、稀です。企業文化が形成されるどころか、素晴らしい経営理念とは間逆の活動を行ってたりします。まあ、それだけ一貫性を持った経営活動って難しいってことです。
参考図書
- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)












