誤謬

  • 【読み】 ごびゅう
  • 【英語表記】 fallacy
  • 【類似語】 詭弁

概要

誤謬とは、誤り・間違い・詭弁のこと。

説明

「誤謬」と書いて「ごびゅう」って読むわけですが、それにしても随分と見慣れず耳慣れない言葉ですね、「誤謬」って。まあ簡単に言ってしまえば、誤りや間違いのことを意味します。

ただもう少し正確に言えば、誤謬とは、知らないで誤ったとかウッカリして間違ったといった場合にはあまり使いません。論理的に間違いがあってその論証に妥当性がない場合に使われます。

なので、「誤謬」という言葉が日常的に会話で用いられることはほとんどなく、論理学や哲学・思想など小難しい話において用いられることがほとんどです。

酒の席で言い合いになった時に、「君の論には簿謬が散見されるねぇ~」などと博識ぶって使えば、相手を黙らすことができるかもしれません。ただし相手を更に激怒させるリスクもかなり高いと思われます。ご利用の際は自己責任の上、十分にご注意下さい。

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自己実現

  • 【読み】 じこじつげん
  • 【英語表記】 self realization
  • 【関連語句】 人間性心理学

概要

自己実現とは、人間がそれぞれ自分の中に潜在的に持っている可能性を最大限に引き出し、実現化して生きようとすること。

説明

自己実現を最初に言い出したのが、ゲシュタルト心理学者のクルト・ゴールドシュタインで、それを概念化したのがカール・ロジャース、理論化したのがアブラハム・マズローです。

この自己実現には、「人間はそれぞれ自分の中に潜在的な可能性を持っていて、それぞれが目標を持って努力し、それを実現させようとするのが、本来の人間の姿である」という思想背景があります。

これを理論化した「マズローの5段階欲求説」は有名ですね。人間の欲求の最高位には「自己実現」があるというものです。

でも、この欲求説はその後の心理学者たちが様々な実験をしましたが信憑性が低いとの結果が出ている様です。人間とは本来的に自己実現を目指す存在ではないみたいですねぇ。

個人的には、自己実現を目指す生き方は否定しませんし大切なことだとは思いますが、それに踊らされてしまいがちな社会風潮がなんともいけ好かず、逆に自己実現を目指すということが、今の時代においては一種の息苦しさに繋がっている感も否めないんじゃないかと感じています。

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人間性回復運動

概要

人間性回復運動とは、ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントのこと。

説明

詳しくは、ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントの頁を参照してください。

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ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント

  • 【読み】 ひゅーまん・ぽてんしゃる・むーぶめんと
  • 【英語表記】 Human Potential Movement
  • 【別表記】 人間性回復運動
  • 【関連語句】 ニューエイジ 自己啓発 人間性心理学

概要

ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントとは、1960年代のアメリカにおいて、実存主義や東洋思想の影響のもと、各心理療法を用いながら、人間の可能性を回復させようとする運動のこと。

説明

1960年代、アメリカのエサレン研究所を中心に、人間性を回復させようという運動が起こりました。これが、ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントと呼ばれるもので、日本語で直訳的に人間性回復運動と言われます。

ここで言う人間性とは、実存主義東洋思想、また当時の人間性心理学に影響を受けた考え方で、端的に言えば人間とは本来的に「自己実現」を目指す主体であるという意味です。この人間性を回復させようという運動が、ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントなわけです。

1950年代、それまでの精神分析(第一勢力)や行動主義心理学(第二勢力)とは対照的に、実存主義の影響のもとで、人間は自己実現を目指す存在であるとする人間性心理学(第三勢力)が台頭してきました。(アブラハム・マズローカール・ロジャースなどが有名)

その後、1960年代に、アメリカのエサレン研究所を中心に様々な心理療法や東洋思想などの交流が生まれました。そして、これらの運動によって、人間性を回復させようというのがヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントです。

ただし、ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントは、心理療法的要素が強く、思想+心理技法と考えた方が良いかもしれません。

この運動は後に、ニューエイジ思想の源流として繋がっていき、現在の自己啓発において大きな影響を与えています。

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ニューソート

  • 【読み】 にゅーそーと
  • 【英語表記】 New Thought
  • 【関連語句】 自己啓発 ニューエイジ

概要

ニューソートとは、人間の潜在意識の重要性を説きプラス思考を推奨するキリスト教の一派のこと。

説明

ニューソートは、キリスト教系の一派ですが、各教会・団体を束ねる組織の様なものはありません。日本の宗教団体「生長の家」は、世界最大のニューソート団体として認識されているようです。

ニューソートは、従来のキリスト教と比べ、その教えの解釈がいくつかの点で異なります。有名なのは、プラス思考によって運命が開かれるということを主張していることで、人間の潜在意識の重要性を説いています。

ニューソートの牧師さんとして有名な人に、ジョセフ・マーフィー氏がいます。彼が説いた潜在意識による成功法則の本は、書店に行けばたくさん置いてありますよね。

ニューソート思想は、ニューエイジ思想の源流の1つとなっており、先のジョセフ・マーフィーの知名度からも分るとおり、現代の自己啓発成功哲学に大きな影響を与えています。

参考図書

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リベラリズム

  • 【読み】 りべらりずむ
  • 【英語表記】 liberalism
  • 【同義語】 自由主義

概要

説明

詳しくは「自由主義」の項目を参照してください。

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新自由主義

  • 【読み】 しんじゆうしゅぎ
  • 【英語表記】 neoliberalism
  • 【同義語】 ネオリベラリズム 新保守主義

概要

説明

新自由主義の政策で有名なのは、アメリカのレーガン政権とイギリスのサッチャー政権。また、我らがニッポンでも小泉政権時の政策は新自由主義に基づいています。

市場の原理に任せ、出来るだけ自由に競争させることで、能力のあるものを伸ばし、結果として全体が向上するという思想を持っています。まあ、ダーウィンの進化論みたいなもんですかね。

新自由主義は、競争原理を重視するため、国家の介入を出来るだけ小さく(小さな政府)することを目指します。そのため、共産主義とは間逆の立場を取りますが、それと同時に、国家による富の再配分を主張する自由主義社会民主主義とも対立する思想です。

この新自由主義が抱える問題点は、格差を生み出すこと。競争すればレースに勝つ者と負ける者が出てきます。これによる社会秩序の不安は、結果として発展を阻止する要因になりかねません。こういった社会問題をどう解決していくかが問題です。

ちなみに、新自由主義は自由放任主義とは違います。あえて言わなくても、わかるか。

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自由主義

  • 【読み】 じゆうしゅぎ
  • 【英語表記】 liberalism
  • 【同義語】 リベラリズム

概要

説明

アダム・スミスの「見えざる手」に代表されるように、個々の自由な振る舞いが、結果として1つの公正で安定した社会となっていく、という考え方があります。これが、自由主義です。自由に競争させることで、より良い社会を実現させます。

ただし、競えば勝者と敗者が生まれます。社会的弱者を生み出す社会は果たして公正かつ安定的か?

古典的な自由主義とは違って現代の自由主義には、そんな自由が結果として不公正を招くという考えを持っています。そのため、公共投資や社会福祉の充実など、国家が積極的に介入することで、富を再配分させる。そうやって、社会的な公正さと安定さを維持しようと考えます。

問題点としては、国家の介入によって自由で公正な競争が妨げられるということです。規制によって縛られたり、公共投資なんかは既得権を持った人間達が得をします。そういった問題を克服するため、国家の介入を極力少なくして競争を促進させようと主張するのが、新自由主義です。

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二元論

  • 【読み】 にげんろん
  • 【英語表記】 dualism

概要

説明

善と悪、成功と失敗、正しいか間違ってるか、愛とお金・・・そんな風に世の中の原理が2つしかないことを前提に論理が展開されることを、二元論と言います。

ところが現実の社会は、決してきれいに2つに割り切れるものではないことが多いもの。白と黒のどちらかというより、その中間のグレーゾーンで私達は判断を迫られることばかりです。

選択肢がたった2つではなく、いくつもあり、またその選択肢1つひとつが長所と弱点を持っています。そんな世の中で生きる私たちって、結構迷い多き子羊なわけです。

ですから、情報を伝える側にとって複雑なモノゴトを二元的に簡略化して伝えることは、非常に大切です。自分の主張がわかりやすければ、それを受け入れてもらいやすいというメリットを持ちます。

しかしその反面、複雑な情報を簡略化して伝えるということは、情報に歪みが生じ正確性を失わせるため、情報の受け手にとっては弊害となる場合もあります。

また、二元論を駆使すると情報の受け手を誘導しやすい状況に持ち込むことができるため、自己啓発セミナーや宗教では、よくこの二元論が用いられます。

例えば、とある新興宗教では、その宗教での神が唯一絶対で善なる存在、それ以外の考え方は全て悪であると教育されます。そうなると、教祖様の教えこそが正しい教えで、心配で必死にその宗教から脱会を求める親兄弟や友人たちは、悪もしくは悪魔にそそのかされているということになり、説得に応じなくなります。コントロールする側にとっては、もってこいの二元論なわけです。

他者に縛られたくなければ、二元論から開放されることが必要です。

詳しいことは、以下の参考リンクを参照のこと。

参考リンク

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