自己実現
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.11.12 更新)
- 【読み】 じこじつげん
- 【英語表記】 self realization
- 【関連語句】
人間性心理学
概要
自己実現とは、人間がそれぞれ自分の中に潜在的に持っている可能性を最大限に引き出し、実現化して生きようとすること。
説明
自己実現を最初に言い出したのが、
この自己実現には、「人間はそれぞれ自分の中に潜在的な可能性を持っていて、それぞれが目標を持って努力し、それを実現させようとするのが、本来の人間の姿である」という思想背景があります。
これを理論化した「
でも、この欲求説はその後の心理学者たちが様々な実験をしましたが信憑性が低いとの結果が出ている様です。人間とは本来的に自己実現を目指す存在ではないみたいですねぇ。
個人的には、自己実現を目指す生き方は否定しませんし大切なことだとは思いますが、それに踊らされてしまいがちな社会風潮がなんともいけ好かず、逆に自己実現を目指すということが、今の時代においては一種の息苦しさに繋がっている感も否めないんじゃないかと感じています。
行動主義
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.11.09 更新)
- 【読み】 行動主義
- 【英語表記】 behaviorism
- 【関連語句】
行動主義心理学
概要
行動主義とは、客観的に観察できる行動を研究対象とすること。心理学におけるアプローチの1つ。
説明
行動主義とは、心理学におけるアプローチの1つです。無意識、心、内観といったものは目に見えないので実証するのが難しいものです。なので、目に見えるもの、つまり客観的に観察できる「行動」だけを研究対象にするのが行動主義です。
1912年、心理学において当時主流だった内観を研究対象とした心理学(
心理学なのに心を研究しないというのも何だか変な気分ですが、しかし行動主義に徹することで、色んなことがわかってくるんですねぇ。
例えば有名なのは、「
この様に行動そのものに着目することで、
ただ、だからといって行動主義で人間の全てが把握できるわけでもなく、その後、
行動主義心理学
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.11.09 更新)
- 【読み】 こうどうしゅぎ・しんりがく
- 【英語表記】 behavioral psychology
- 【関連語句】
行動主義
概要
行動主義心理学とは、客観的に観察できる行動を研究対象とする心理学のこと。
説明
行動主義心理学とは、
目に見えない心を研究対象としても、実証するのは難しい・・・だから、無意識や内観など心に関するものは研究対象としない。逆に目に見えるもの、つまり客観的に観察できる行動を研究しよう(
まあ、心理学なのに心を研究対象としないというのも変な話の様に感じますが、でも実際は行動を観察することによって色々と人間というものが理解できてきたりするんですねぇ。もう少し詳しいことは、「
人間性心理学
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.11.08 更新)
- 【読み】 にんげんせい・しんりがく
- 【英語表記】 Humanistic Psychology
- 【別表記】 ヒューマニスティック心理学
- 【関連語句】
ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント 自己啓発
概要
人間性心理学とは、「本来、人間は
説明
人間性心理学とは、1950年代、それまでに主流だった精神分析や行動主義心理学とは違い、人間性をテーマにした心理学のことです。
精神分析は主に病理を扱いましたが、人間性心理学では健康な人間心理の成長に着目しています。また行動主義心理学では人間を画一的に捉えましたが、人間性心理学では人間を個別な主体であると捉えます。
このため、精神分析を第一勢力、行動主義心理学を第二勢力とし、人間性心理学を第三勢力と位置づけています。
人間性心理学では、
人間性心理学においては、
アブラハム・マズローは、人間性心理学の父とも言われる人物で、彼の提唱した「
カール・ロジャースは、
この様に人間性心理学では、人間はそれぞれ独自な主体であると共に自己実現を目指す存在であるとし、人間の肯定的側面を強く意識しています。そして、こういった人間観をもとに人間性をテーマに研究を進めている心理学派です。
なお、この人間性心理学は後に
参考書籍
- 人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ
A.H. マズロー 小口 忠彦
ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.11.05 更新)
概要
ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントとは、1960年代のアメリカにおいて、
説明
1960年代、アメリカの
ここで言う人間性とは、
1950年代、それまでの
その後、1960年代に、アメリカのエサレン研究所を中心に様々な心理療法や東洋思想などの交流が生まれました。そして、これらの運動によって、人間性を回復させようというのがヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントです。
ただし、ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントは、心理療法的要素が強く、思想+心理技法と考えた方が良いかもしれません。
この運動は後に、
単純接触効果
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.09.03 更新)
- 【読み】 たんじゅん・せっしょく・こうか
- 【英語表記】 more exposure effect
- 【同義語】
ザイオンス効果 ザイオンスの熟知性の法則
概要
単純接触効果とは、繰り返し接することで好感度が高まるという効果のこと。
説明
単純接触効果とは、あるモノや人に繰り返し接すると、それに対して人は好感を抱きやすくなるという効果のことです。
繰り返し同じモノを見たり聞いたりすると、それに対して好意を抱いたり親近感が増すなど、印象がよくなったりします。同じ音楽を何度も聞いているうちに、その音楽が好きになったりしますもんね。
こういった現象を、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスは実験によって明らかにしました。彼の名前をとって
この単純接触効果は、
例えば、テレビCMなどの広告とか。繰り返しCMを目にすることで、なんとなくその商品や会社の好感度がアップします。その商品を買いやすくする効果があるんですね。
また、顧客先に営業目的以外(単にご挨拶やアフターケア目的)で訪問したり手紙を定期的にお送りしたり、ビジネス上で初めてお会いした方にその後メールや手紙をお送りするなど、接触回数を増やすことで自分に対する相手の印象を引き上げる手法が盛んに行なわれています。
なお、他の実験によると、不快を感じる相手との単純接触行為は、逆に好感度を下げることになるそうです。
ゾーン
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.08.29 更新)
- 【読み】 ぞーん
- 【英語表記】 zone
- 【同義語】
フロー 火事場の馬鹿力 ピークエクスペリエンス
概要
ゾーンとは、集中力が極限まで高められ最高のパフォーマンスが発揮される時の精神状態のことをいう。
説明
スポーツ選手が試合において最高のパフォーマンスを発揮する場合、その選手は適度な緊張とリラックスの状態にあり、集中力が最高まで高まった状態だそうです。で、ゾーンとは、その時の精神状態のことを言います。
「ゾーン」は「
ゾーンは、
確かに
フロー
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.08.29 更新)
- 【読み】 ふろー
- 【英語表記】 flow
- 【同義語】
ゾーン 火事場の馬鹿力 ピークエクスペリエンス
概要
フローとは、最高の集中力により最高のパフォーマンスが発揮できる時の精神状態のことをいう。
説明
例えばスポーツ選手が試合において最高の
フローの状態になると、周りの景色や物音が目や耳に入らなくなるとか、動くものがゆっくり見えたりするなどといわれています。
スポーツ心理学では、選手のメンタルがフローの状態に近づける様に、様々なメンタルトレーニングが研究されています。
なお、フローのことを
プロスペクト理論
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2010.08.19 更新)
- 【読み】 ぷろすぺくと・りろん
- 【英語表記】 Prospect theory
- 【関連語句】
行動ファイナンス
概要
プロスペクト理論とは、 リスクを伴う場合に人間はどの様な意思決定をするのかを説明した理論のこと。人間は得をする場面ではリスクを回避しようとし、損をする場面ではリスクを大きく取ってしまう傾向があることを説明した。
説明
未来がどうなるかなんて誰にも分りません。ですから、何らかの意思決定を下せば、その結果が成功する可能性もあれば失敗する可能性もあるという状態になります。つまり意識決定にはリスクを伴うわけです。
で、そんなリスクを伴う選択肢がある場合、人はどの様な意思決定をするんでしょうか?
ここで面白い傾向が知られています。
人は、得をしている状態にいるときは、その得を「確保したい」「失いたくない」という心理が強く働きます。なので、もっと待てばもっと大きな利益が手に入る可能性よりも、小さな利益を確実に掴もうとするんですね。
逆に人は、損をしている状態にいるときは、その損失の確定を先送りしようとする傾向があります。「もう少し頑張れば損を取り戻せるかも」という心理が働き、損失がどんどん膨らんでも耐えようとします。つまり損をしている状態では、リスクを追求してしまうんですね。
結果として人は、上手くいってるときは小さな利益を手にし、上手くいかないときは大きな損失を手にしてしまう傾向にあるわけです。
株式投資やパチンコなんてのも、この傾向が顕著に現れます。
買った株の価格が上昇し利益が出ている時は、「下がったらもったいない。今のうちに利益にしておかなくちゃ」と言って早めに株を売却しますが、株価が下落して損失が出ている時は、「もう少し我慢すれば株価が元に戻るかもしれない。少しは上がるかもしれない」と言ってなかなか
結果として1回に手にする利益の額よりも1回で失う額の方が大きくなってしまうわけです。
不確実な状況下における意思決定に、この様な傾向があることを説明したのがプロスペクト理論です。1979年にトヴァスキーとカーネマンによって発表されました。
人って面白いものですねぇ。頭じゃ分っているつもりでいても、心理的なものに影響されて、合理的な判断や行動がなかなか出来ない生き物みたいです。
ちなみに、このプロスペクト理論で説明されたこの傾向は、
参考図書
- 行動ファイナンス―金融市場と投資家心理のパズル
(角田康夫 著)
認知的不協和
- 【カテゴリ】 心理・コミュニケーション (2009.04.16 更新)
- 【読み】 にんちてきふきょうわ
- 【英語表記】 cognitive dissonance
概要
認知的不協和とは、認知したこととは矛盾する状況に遭遇すると不快感を感じ、それを解消しようとする心理状態のこと。
説明
人間の行動を考える上で、「人は常に合理的な判断に基づいて行動するわけじゃない」ということを表す代表的なものが、認知的不協和と呼ばれるものです。アメリカの社会心理学者レオン・フェスティンガーが、「認知的不協和理論」として提唱しました。
自分が既に得ている知識や経験、またそれに基づいた決定や行動に対して、それとは矛盾するような出来事に出くわした場合、人は不快感を感じます。そして、その不快感を解消するために、何らかのリアクションをとります。
例えば、車とかマンションとか、高額商品を買うとき。様々な情報を見比べながら検討しAにしようかBにしようかと考えます。そして悩んだ挙句、ようやく商品Aに決定したとしましょう。もちろんAを選んだのは、BよりもAの方が優れていると判断したからです。
ところがAを買った途端、Bが優れているという新たな情報を耳にしたとしたら・・・もちろんその人は、心理的に不快な状況になります。そしてその不快を解消するための行動をとるようになります。例えば、Bの欠点を探してみるとか、Aのより良い利点をさらに探してみるとか。また、Aの良さを声高に他人に伝えてみたり、逆にBに関する情報は出来るだけ避けてみたりするようになります。
この様になってしまう人間の心理的状態を認知的不協和と呼んでいます。人間の不合理的な行動を示す要因として、マーケティングや投資など経済面では、この認知的不協和は注目されています。
参考図書
- 影響力の武器[第二版]
認知的不協和をはじめ、他者に影響を与えるために利用されている心理的手法と理論を紹介した社会心理学系書籍の代表作。知らないとアナタも利用されちゃうかも。![影響力の武器[第二版]](http://images-jp.amazon.com/images/P/4414304164.09.TZZZZZZZ.jpg)
- あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ
認知的不協和をはじめとする人間心理を利用したマーケティングの具体的な方法を紹介した本。その読みやすさも相まって、当時この本は流行りました。










