ガラパゴス化

  • 【読み】 がらぱごす・か
  • 【英語表記】 Galapagos Syndrome
  • 【関連語句】 ガラパゴス諸島, ガラケー

概要

ガラパゴス化とは、孤立したエリア内における市場で独自の進化を遂げた製品が、結果として国際標準から外れてしまい、他エリアでは受け入れられないという状況のこと。

説明

東太平洋の赤道直下に、ガラパゴス諸島という島々があります。世界的に珍しい動物がいっぱいいるってことで有名ですよね。ガラパゴス諸島は他の大陸とは隔絶した環境にあったため、そこに棲む生物は独自の進化を遂げてしまったのが理由だと言われています。

で、これと似た様な状況が製造業などにもあって、それを揶揄した言葉が「ガラパゴス化」というものです。

他のエリアから孤立したエリア内の市場で独自の進化を遂げた製品は、1歩外を出ると、違うエリアで通用する製品にはならないケースが多々あります。仮に技術的には他エリアを圧倒していても、他エリアでは

「そんな機能、いらねーよ」
「その規格、アンタのところでしか通用しないんですけど」

などの理由で、あまり必要ないとか使えないとか売れないとかいう製品になっちゃってたりします。そういった状況を「ガラパゴス化」と言ってるんですね。

その多くは日本の製品、特に携帯電話などに対する蔑称です。日本の携帯電話なんてのは、規格が国際的な標準から外れまくってますし、他国じゃ使わない様な高度な機能がテンコ盛りですし。ですんで、日本で一般的な携帯電話をガラケー(ガラパゴス・ケイタイ)なんて呼んだりします。

こういった状況って、国内だけに目を見れば、何てことのないニーズに合わせた最適化なんでしょうけど、他国まで目を向ければ即ち国際競争力を失っているという現実があるわけで。決して良い状況とはいえないんですね。国際市場で戦うことで生き抜いてきた日本にとって、他国の市場を無視した状況で製品開発が行なわれていくという現状は、改善していかなくちゃいけませんね。

ま、ガラパゴス化したことにより、後々世界進出した時に「革命的!」なんて思われることもあるでしょうから(例えばアニメとか)、必ずしもガラパゴス化が悪いとは思いませんけどね。

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ウォンツ

  • 【読み】 うぉんつ
  • 【英語表記】 wants
  • 【関連語句】 ニーズ

概要

ウォンツとは、製品やサービスを求める感情のこと。

説明

マーケティングとして「ウォンツ」を理解するには、単純に「具体的な製品やサービスを欲しがる感情」と覚えるのではなく、もう少し体系的に把握する必要があります。

もともと人には、具体的に「アレが欲しい!コレが欲しい!」とイメージされていなくとも、漠然と満たされない感情というものがあります。そういったものを「ニーズ」と呼びます。

で、そのニーズを満たすために具体的に製品化・サービス化されたものを欲しがる感情のことを、ウォンツと言うわけです。

例えば、遠くにいる人に会いに行こうと思っても、大昔なら歩くか走るかする手段で向かうしかありませんでした。となると、時間はかかるし疲れるし・・・。「早く会いたいっ!」といった満たされない感情や「遠くて疲れる」といった不満を抱えることになります。

そして、こういった満たされない感情が、「ニーズ」なわけですが、そのニーズを満たすために、具体的に自動車やバイク、電車や飛行機などが製品が生まれました。

で、このニーズを満たすために具体化された自動車を欲しがる感情、また電車や飛行機といったサービスを利用したいと思う気持ちが、ウォンツとなるわけです。

たまに、「ニーズは必要性、ウォンツは欲求」として勘違いする人がいますので、注意してください。ニーズもウォンツもどちらも欲求を表す概念です。

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ニーズ

概要

ニーズとは、人々の満たされていない心の状態のことをいう。もっと端的に言えば、ニーズとは需要、消費者からの要求のこと。

説明

「ニーズ」というと、needという言葉尻から「必要性」という意味合いを思い浮かべがちですが、マーケティングではその理解は適切じゃありません。

だって、人は必要でなくとも欲しがったりするじゃないですか。寒さを凌ぐコートはいくつも持っているのに、新作のコートがまた欲しくて買ってしまったりとか、ね。必要なものだけが欲しいとならないのが、人の心です。

なので、必要性のあるなしに関係なく、心が満たされていない状態のことをニーズと言います。あれが欲しい!こいった機能を持っているのが欲しい!ということだけでなく、“不満”だって逆を返せばそれを解消できるモノを消費者は求めているわけですから、ニーズと言うことができます。

また、ニーズとは必ずしも消費者の意識上に具体的にあるわけではなく、多くは具体化されていない潜在的ものです。目の前に出されて初めて「おぉっ!これ欲しいっ!」となったりすることが結構多いんですね。

ですから、ニーズを完全に把握することはなかなか出来ません。分ってりゃ、売るのに誰も苦労しないって話ですからねぇ。

ちなみに、このニーズが製品として具体化されたものを「ウォンツ」と言います。ハゲにとってフサフサな頭はニーズですが、そのニーズを具体的に満たす育毛剤やカツラといった製品はウォンツなわけです。

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市場細分化

  • 【読み】 しじょう・さいぶんか
  • 【英語表記】 market segmentation
  • 【同義語】 マーケット・セグメンテーション
  • 【関連語句】 ターゲット・マーケティング

概要

市場細分化とは、市場特性ニーズなどが類似する消費者をグループ分けすることで、さらに市場を細かく区切っていくこと。

説明

例えば、靴を作って売ろうと思う場合、それは「靴」という市場に商品を投入し販売するということになります。当たり前ですが。

しかし、単に「靴」と言っても、スニーカーやらブーツ、ハイヒールにビジネスシューズなど多種多様な商品が存在します。

つまり「靴」という市場の中には、「スニーカー」や「ハイヒール」といった具合に、靴の用途に合わせた市場が更にいくつもあるわけです。また、子供用とかビジネスマン用とか若者向け、年配向けなど、消費者特性に合わせた市場にも分けることができます。

この様に、ある特定の市場において、消費者の特性やニーズなどによって市場をグループ分けしていくことを、市場細分化(マーケット・セグメンテーション)と言います。

市場細分化のメリット

売る側からすれば、単に曖昧な「靴」といった市場に「靴を欲しがる人」に向けて商品を投入するよりも、「若いビジネスマンが休日を過ごす時のカジュアルな服装に合わせた靴」といった具合に、市場を細分化し、特定の顧客層に向けて商品をアプローチすることは、非常に効率的です。

具体的に言えば、市場細分化することで以下の様なメリットを得ることができます。

市場細分化の要件

フィリップ・コトラーによれば、市場細分化が有効であるためには、以下の要件を満たす必要があるそうです。

  1. 測定可能性 ・・・細分化された市場の規模や顧客の反応が測定可能であること
  2. 到達可能性 ・・・細分化された市場の顧客に十分に接近し、商品を届けることが可能であること
  3. 利益可能性 ・・・細分化された市場において、利益を確保することが可能であること
  4. 実行可能性 ・・・細分化された市場において、マーケティング戦略が機能し、販売戦術が実行可能であること

市場細分化の基準

市場細分化の方法としては、以下の様な基準で区分します。

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ランダムウォーク理論

  • 【読み】 らんだむ・うぉーく・りろん
  • 【英語表記】 Random Walk Theory
  • 【関連語句】 効率的市場仮説 行動ファイナンス

概要

ランダムウォーク理論とは、株価の値動きはランダム(不規則)であり、株価を予測することは不可能であるという理論のこと。

説明

ランダムウォーク理論とは、市場が効率的である場合、株価は過去の動きに対して規則性を持たず、ブラウン運動を行なうという理論です。つまり、株価はランダム(不規則)に動いて、予測不可能ということです。

もうちょっとだけ詳しく説明しましょうか。

ランダムウォーク理論は、効率的市場仮説を前提としています。効率的市場仮説とは、情報コストがゼロ、取引コストがゼロ、市場参加者が経済的合理性に基づいて行動する、という3つの条件を満たす場合、情報は瞬時に株価に織り込まれると言うものです。(詳細は効率的市場仮説の頁を参照)

この仮説を前提とすると、株価に影響を与える情報は瞬時にその株価に織り込まれますから、この時点からさらに株価が動くのは、その株価に影響を与える新しい情報が出てきた時のみです。

しかし、その新しい未来の情報とは、現時点では予測がつきません。だって未来のことなんだもん。新しい情報が出るたびに株価を押し上げる力になったり逆に押し下げる力になったりと、まるで水中に浮かぶ花粉の微粒子が不規則に動くかの様に(ブラウン運動)、株価は予測不可能な動きを繰り返します。

以上のことから、株価は不規則に変動するため予測は不可能というランダムウォーク理論が成り立ちます。

ただし、ランダムウォーク理論の前提となっている市場の効率性ですが、完全には効率的とは言えません。そのため、株価が完全にランダムで動くとも言い切れません。(詳しくは効率的市場仮説を参照のこと)

しかし、市場はインターネットの登場等により、以前よりも効率的に向かっているとは言えます。情報はインターネットを通じて素早く市場参加者に情報が伝わる環境にありますし、インターネットを通じた取引によって取引コストはゼロに近づきつつあります。

残るは、市場参加者が経済的合理性に基づいて動くかどうか・・・。しかし、人の心は不合理です。プロスペクト理論に右往左往させられるのが人の心です。市場で勝利を手にしようとするということは、人が人の心と戦うということなのかもしれません。

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効率的市場仮説

  • 【読み】 こうりつてき・しじょう・かせつ
  • 【英語表記】 efficient market hypothesis
  • 【略語】 EMH
  • 【関連語句】 ランダムウォーク理論

概要

効率的市場仮説とは、あらゆる情報は市場において株価に瞬時に織り込まれるという説。

説明

効率的市場仮説とは、以下の3つの前提条件が揃った場合、全ての情報は株価に瞬時に織り込まれるという説です。

  1. 相場に影響を与える全ての情報は、瞬時に市場に広まる
  2. 手数料などの取引コストがかからない
  3. 全ての投資家は利益を最大化するように合理的に行動する

この効率的市場仮説によると、どの様な情報を用いて株式を購入しても、既にその情報は株価かに織り込み済みなので、仮に株式投資で儲けたとしても、その情報が儲けの要因にはならないことになります。

ただまあ、実際の市場では上記の前提条件を満たすとは言えず、完全に効率的かといえばそうではありません。ですから、この説にはわざわざ「仮説」と明記されてるんじゃないかと。

ただし、だからと言ってこの説を無視するわけにはいきません。インターネットの利用などにより、情報コストと取引コストはゼロに近づきつつあります。つまり上記の前提条件1と2を満たす状態に限りなく近づきつつあるということです。

また、この効率的市場仮説はファイナンス理論を語る上で非常に重要な仮説なので、シッカリとキッカリと覚えておきましょう。ランダムウォーク理論を語る上でも欠かせない説です。

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マーケット

  • 【読み】 まーけっと
  • 【英語表記】 market
  • 【同義語】 市場

概要

説明

今時、市場のことを「マーケット」ということは、ほとんどありません。そう言えば昭和の時代、田舎町の小さくて古いスーパーなんかが「○○マーケット」とかいう店名だったりしませんでしたっけ?少し錆付いた看板と薄っすら暗い蛍光灯の店内。無愛想なんだけど実は世話焼きなオバちゃんがレジのところにいる・・・私の場合、マーケットと言えばそんなイメージ。

ただ、金融市場を指して「マーケット」と言うことは結構多いですねぇ。株式市場とか先物市場とか。そういった意味で今後、マーケットと言えば暗に金融市場を意味する様になっていくかもしれません。知らないけど。

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今のところなし

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実体経済

  • 【読み】じったいけいざい
  • 【英語表記】 real economy
  • 【対義語】 金融経済, 資産経済

概要

説明

例えば、文房具店に行って鉛筆とノートを買ったとします。鉛筆もノートも、現実に存在する「物」です。ここでは、実在する物をお金と交換(売買)しています。この様な経済活動のことを、実体経済といいます。

例えば、ディズニーランドに行って1日中遊んできたとします。そこで行なわれているアトラクションや係員のサービスは、物そのものではなくとも、確かにそこに存在します。この様なサービスに対してお金を払う行為も、実体経済です。

実体経済とは、私たちが経済活動する上で実際に生まれる物やサービスをお金と交換することです。

実体経済を表す統計としては、GDPが代表的です。経済の実体面を表す数値として、「実体経済 = GDP」として捉えられています。

なお、実体経済に対して金融経済というものがあります。金融システムに乗っかってる経済活動を全て金融経済と言う向きもありますが、端的に言えば「お金がお金を生む仕組み」のことです。

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IPO

  • 【読み】 あいぴーおー
  • 【正式名】 Initial Public Offering
  • 【類似語】 株式公開 上場

概要

説明

どんな会社の株でも、株式市場で売買されているわけじゃありません。一定の基準を満たした企業の株だけが、証券取引所を介して市場で取引されます。

株式市場で株が売買が可能になることを「株式公開」と言いますが、新規に株式公開されたもの、つまり上場した企業が初めて自社の株を市場で売り出すことを「Initial Public Offering」、略して「IPO」と呼びます。

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株式公開

  • 【読み】 かぶしきこうかい
  • 【英語表記】 Initial Public Offering
  • 【類似語】 IPO 上場

概要

説明

株というのは通常、市場では売っていません。発行する企業から直接買ったりするなど、ある程度その企業と関係がなければ、株は手に入らないのが普通です。

そこで、そんな株を売買できるように制度化したのが株式市場です。証券取引所を介してその売買が行なわれるようになりました。

株式公開とは、この株式市場で株が売買可能になることを言います。

もちろん、一定の基準を満たさなければ株式は公開できません。変な企業の株を市場で流通させても、投資家が不利益を被るだけですから。

じゃあ、基準をクリアしてまで企業は何で株式公開をしようとするのか?

それは資金調達のためです。企業は資金を調達するために株を発行し、売ります。でも株式市場で株を発行できないと、ごく限られた範囲の人にしか株を売ることが出来ません。そうなると、大きな資金を調達したくてもなかなか難しい・・・ということで、企業は株式公開を目指して頑張るわけです。もちろん、株式公開を目指さない企業もたくさんありますけど。

ちなみに、新たに株式公開されることをIPOと言っています。

また、株式に限らず、債権や先物商品などが取引所を介して市場で売買できるようになることを、「上場」と呼びます。

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上場

  • 【読み】 じょうじょう
  • 【類似語】 株式公開

概要

説明

株式を例にとって説明します。

そもそも株は、市場では売っていません。発行する企業から直接買ったりするなど、ある程度その企業と関係がなければ手に入らないのが株でした。

そこで、そんな株を売買できるように制度化したのが株式市場です。証券取引所を介してその売買が行なわれるようになりました。

でも、株式市場で全ての株が売買できるわけではありません。一定の基準を満たさなければ、株式は株式市場で売買できないんです。

で、そんな基準を見事クリアし、株式市場で売買できるようになることを「上場」と呼ぶわけです。上場とは、株式市場や先物市場などの「場」に株などが「上がる」ということから、そう呼ばれているみたいです、確か。

上場のことを、株式が市場に公開されたと言う意味で、「株式公開」と呼んだりもします。

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市場

  • 【読み】 しじょう
  • 【英語表記】 market
  • 【同義語】 マーケット

概要

説明

そもそも古来、共同体内部で生活していた人間にとって外部の人間とは、未知の存在であり恐怖の対象でした。だから、共同体外部の人間達は”敵”としての要素が強かったわけです。

そんな共同体vs共同体の関係において、敵対行動を避けつつ物々交換を可能にするには、各共同体の間に中立地帯を用意しする必要がありました。これがいわゆる「市場」の始まり・・・

という話は経済学の範囲を超えてしまう可能性があるので、以下省略。

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今のところなし

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