産業クラスター
- 【カテゴリ】 経済・政策 (2008.09.21 更新)
- 【読み】 産業クラスター
- 【英語表記】 cluster
概要
- 産業クラスターとは、特定分野の産業が地理的に集結しており、そこでネットワークが構築されると同時に競争が行なわれている状態のことを言う。
- ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が提唱した概念。
説明
従来の地域経済の政策って、企業誘致を中心として地域を活性化させることでした。でも、そういった政策は行き詰まりを見せているのは周知の通り。
そこで2002年以降、経済産業庁を中心に産業クラスター計画が促進されています。
産業クラスターって、
産業クラスターが形成されている地域には、その専門的な知識・技術・情報などを求めて、その分野の人たちが次々と参入してくるわけで、ここに
産業クラスターとして代表的のは、ハイテク産業の集積地として有名なシリコンバレーや、映画や舞台で有名なハリウッドなどが挙げられます。
参考リンク
参考図書
バリューチェーン
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.25 更新)
- 【読み】 ばりゅーちぇーん
- 【英語表記】 value chain
- 【同義語】 価値連鎖
概要
- バリューチェーン(価値連鎖)とは、事業活動の中の各業務がそれぞれ価値を付加していくという連鎖によって、最終的に製品の価値が生み出されるという考え方。
- 元々はハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が著書「競争優位の戦略」の中で用いた言葉。
説明
まずは事業活動を、主活動と支援活動に分けてみましょう。
主活動とは、製品やサービスを顧客に提供することに直接的に関わる活動のことで、以下の様なものがあります。
- 購買物流
- 製造
- 出荷物流
- 販売・マーケティング
- サービス
支援活動とは、主活動には直接関与はしないけれど、それを実行する上で欠かせない活動のことです。具体的には、以下の様な感じ。
- 全般管理(
インフラストラクチュア ) - 人事・労務管理
- 技術開発
- 調達活動
事業活動は、これらの各活動が一連の流れの中で行われています。
で、各活動は、それぞれに価値を生み出します。
ということは、事業活動とは、各業務が価値を付加していくという連鎖によって営まれているということです。その結果として、最終的に
こういった考え方を、バリューチェーンと言い、日本語で言えば「価値連鎖」と、内容そのまんまのネーミングです。
一連の価値連鎖の中で、一部の活動だけが価値(低コスト化や差別化)を生み出していても、その有効性は高くありません。企業全体の活動が相互に価値を生み出すことが必要です。
また、全体的に価値を連鎖させることで、競合他社からの模倣を難しくします。一部の活動だけが模倣されても、自社と同様の価値なんて生まれませんから。
これら各活動のどこで価値(差別化や低コスト化)が生み出されるか、どの活動に強みや弱みがあるのかを分析することで、競争の優位性を確保していきます。
参考図書
- ポーター教授『競争の戦略』入門(グローバルタスクフォース/総合法令出版)
- 競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか(マイケル・E・ポーター/ダイヤモンド社)

- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)

コストリーダーシップ
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.14 更新)
- 【読み】 こすとりーだーしっぷ
- 【英語表記】 cost leadership
- 【同義語】 コストリーダーシップ戦略 低価格戦略 低コスト戦略
概要
- コストリーダーシップとは、競合他社よりも低コストで同種の製品を生産・販売すること
- コストリーダーシップ戦略を、低価格戦略や低コスト戦略などとも言う
- ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が挙げた3つの基本戦略の内の1つ
説明
他社より1円でも安くコストを抑えて製品を作り販売する。それをいかに実現していくかが、コストリーダーシップ戦略です。
コストリーダーシップを実現すると、経営にゆとりが生まれます。例えば、
- 利益率が向上するので経営が安定する
- 低価格販売にも対応できる
- 原材料のコストが上がっても、対応できる
などが、状況に応じて臨機応変に対応できるわけです
大量生産によって市場のシェアを高め、
この戦略のリスクとしては、低価格競争が勃発すると、利益が出ずに採算が合わなくなってしまう可能性があることです。
参考図書
- ポーター教授『競争の戦略』入門(グローバルタスクフォース/総合法令出版)
- 競争の戦略(M.E.ポーター/ダイヤモンド社)

- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)

集中戦略
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.14 更新)
- 【読み】 しゅうちゅうせんりゃく
- 【英語表記】 focus strategy
概要
- 集中戦略とは、市場を小さく区切り、特定の顧客、特定の地域、特定の
流通チャネル に絞って攻める戦略のこと。 - 集中戦略には、コスト集中と差別化集中の2つがある。
- ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が挙げた3つの基本戦略の内の1つ。
説明
広い市場を舞台に戦うよりも、
ターゲットを絞ることで効率良くコストを抑えられる場合を、コスト集中と呼びます。
ターゲットを絞ることで得意分野を効果的に攻めることができる場合を、差別化集中と呼びます。
集中戦略はこの2つのどれか、または両方を実現することが目的です。
この戦略をとるリスクは、絞り込んだ市場が縮小した場合、事業が成り立たなくなってしまう可能性が高くなることです。
参考図書
- ポーター教授『競争の戦略』入門(グローバルタスクフォース/総合法令出版)
- 競争の戦略(M.E.ポーター/ダイヤモンド社)

- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)

移動障壁
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.12 更新)
- 【読み】 いどうしょうへき
- 【英語表記】 mobility barrier
概要
- 移動障壁とは、業界内のとある
戦略グループ から違う戦略グループへと移動する際の難易度のこと。 - もう少し平べったく言えば、同じ業界内で違う事業展開をしていくときの障害。
説明
同じ事業でも、事業展開の仕方って、色々あります。低価格路線だったり、逆に高級志向で攻めてみたり。
そんな中、例えば高級ブランドのメーカーが、低価格の商品を展開することになったとしたら?
低価格で仕入れるルートを開拓しなくちゃいけません。販売員のセールス方法や公告のノウハウも違ってきます。今までの高級ブランドのイメージが低価格のイメージを邪魔するかもしれません。同じ事業であっても、その路線変更によって大きな障害が出てきます。
ま、この様に同じ事業内で違う路線に移動することで生じる障害を、移動障壁と言います。
ただし、正確に言うと移動障壁とは
参考図書
- ポーター教授『競争の戦略』入門(グローバルタスクフォース/総合法令出版)
- 競争の戦略(M.E.ポーター/ダイヤモンド社)

- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)

戦略グループ
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.12 更新)
- 【読み】 せんりゃくぐるーぷ
概要
- 戦略グループとは、同じ業界内で事業展開の仕方に同一性のある、もしくは類似性のある企業群のこと
説明
1つの業界内で各企業が行っている
- 専門性
- ブランド力
- 品質
- 技術力
- サービス
- 価格政策
- コスト
- 流通業者の選択
- 垂直統合
- 宣伝方法
- 営業力
- 政府との関係
- その他
これらを軸にして、ちょっとグループ分けしてみましょう。例えば、縦軸に専門性、横軸に価格をとってみると、「専門性が高く、高価格」「専門性が低く、高価格」「専門性が低く、高価格」「専門性が低く、低価格」の4つのグループが出来ます。
で、この様なグループを「戦略グループ」と呼ぶわけです。同じ業界内には、このグループのどれに属すか企業ごとに分かれます。
業界内部の構造を分析する際、この様に戦略グループに分ける手法が使われます。
ちなみに、企業が今まで実行していた戦略グループから別の戦略グループへと移動しようとすると、そこには障害が出てきます。この障害を、
参考図書
- ポーター教授『競争の戦略』入門(グローバルタスクフォース/総合法令出版)
- 競争の戦略(M.E.ポーター/ダイヤモンド社)

- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)

差別化
- 【カテゴリ】 経営戦略 (2008.02.04 更新)
- 【読み】 さべつか
- 【英語表記】 differentiation
概要
- 差別化とは、買い手に対して自社製品の魅力を示すことで、他社の製品よりも優位性を持たせること(価格以外の点で)
- ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が挙げた3つの基本戦略の内の1つが差別化戦略
説明
値段に関係なく、他社製品よりも「こっちの方がイイよっ!」って買い手に思わせることが差別化です。差別化には以下の様なものがあります。
- 品質
- 性能
- デザイン
- 最新技術
- ブランドイメージ
- 顧客サービス
- 流通
- その他
例えば、ハンバーガー業界ではモスバーガー、スポーツ用品メーカーではナイキなんかが、差別化戦略で上手くいっています。
この戦略をとる際のリスクは、模倣不可能な本当の意味での差別化を実現することが難しいことです。競合他社がマネしやすい差別化は、結果として差別化にならなくなってしまうわけですから。
参考図書
- ポーター教授『競争の戦略』入門(グローバルタスクフォース/総合法令出版)
- 競争の戦略(M.E.ポーター/ダイヤモンド社)

- MBA経営戦略(グロービス・マネジメント・インスティテュート/ダイヤモンド社)










