産業クラスター

  • 【読み】 産業クラスター
  • 【英語表記】 cluster

概要

説明

従来の地域経済の政策って、企業誘致を中心として地域を活性化させることでした。でも、そういった政策は行き詰まりを見せているのは周知の通り。
そこで2002年以降、経済産業庁を中心に産業クラスター計画が促進されています。

産業クラスターって、競争戦略の第一人者であるマイケル・E・ポーター教授が提唱した概念で、特定分野に関係する企業や人、また研究・教育・金融機関が特定の地域に集結した状態です。ここでは、知識や技術がネットワークを築きながら、競争が行なわれていきます。

産業クラスターが形成されている地域には、その専門的な知識・技術・情報などを求めて、その分野の人たちが次々と参入してくるわけで、ここにシナジー効果が発揮されつと同時に、激しい競争が展開されていきます。そのシナジー効果と競争が、イノベーションを起こす要因となります。

産業クラスターとして代表的のは、ハイテク産業の集積地として有名なシリコンバレーや、映画や舞台で有名なハリウッドなどが挙げられます。

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バリューチェーン

  • 【読み】 ばりゅーちぇーん
  • 【英語表記】 value chain
  • 【同義語】 価値連鎖

概要

説明

まずは事業活動を、主活動と支援活動に分けてみましょう。

主活動とは、製品やサービスを顧客に提供することに直接的に関わる活動のことで、以下の様なものがあります。

支援活動とは、主活動には直接関与はしないけれど、それを実行する上で欠かせない活動のことです。具体的には、以下の様な感じ。

 

事業活動は、これらの各活動が一連の流れの中で行われています。
で、各活動は、それぞれに価値を生み出します。

ということは、事業活動とは、各業務が価値を付加していくという連鎖によって営まれているということです。その結果として、最終的にマージンが生まれ、これが顧客に対する価値となります。

こういった考え方を、バリューチェーンと言い、日本語で言えば「価値連鎖」と、内容そのまんまのネーミングです。

一連の価値連鎖の中で、一部の活動だけが価値(低コスト化や差別化)を生み出していても、その有効性は高くありません。企業全体の活動が相互に価値を生み出すことが必要です。

また、全体的に価値を連鎖させることで、競合他社からの模倣を難しくします。一部の活動だけが模倣されても、自社と同様の価値なんて生まれませんから。

これら各活動のどこで価値(差別化や低コスト化)が生み出されるか、どの活動に強みや弱みがあるのかを分析することで、競争の優位性を確保していきます。

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コストリーダーシップ

  • 【読み】 こすとりーだーしっぷ
  • 【英語表記】 cost leadership
  • 【同義語】 コストリーダーシップ戦略 低価格戦略 低コスト戦略

概要

説明

他社より1円でも安くコストを抑えて製品を作り販売する。それをいかに実現していくかが、コストリーダーシップ戦略です。

コストリーダーシップを実現すると、経営にゆとりが生まれます。例えば、

などが、状況に応じて臨機応変に対応できるわけです

大量生産によって市場のシェアを高め、規模の経済性経験曲線効果を得ることで、一層の低コストが実現できます。

この戦略のリスクとしては、低価格競争が勃発すると、利益が出ずに採算が合わなくなってしまう可能性があることです。

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集中戦略

  • 【読み】 しゅうちゅうせんりゃく
  • 【英語表記】 focus strategy

概要

説明

広い市場を舞台に戦うよりも、ターゲットを絞り、自分の得意分野で攻めたほうが、効率良く効果的に戦うことが出来ます。

ターゲットを絞ることで効率良くコストを抑えられる場合を、コスト集中と呼びます。
ターゲットを絞ることで得意分野を効果的に攻めることができる場合を、差別化集中と呼びます。

集中戦略はこの2つのどれか、または両方を実現することが目的です。

この戦略をとるリスクは、絞り込んだ市場が縮小した場合、事業が成り立たなくなってしまう可能性が高くなることです。

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移動障壁

  • 【読み】 いどうしょうへき
  • 【英語表記】 mobility barrier

概要

説明

同じ事業でも、事業展開の仕方って、色々あります。低価格路線だったり、逆に高級志向で攻めてみたり。

そんな中、例えば高級ブランドのメーカーが、低価格の商品を展開することになったとしたら?

低価格で仕入れるルートを開拓しなくちゃいけません。販売員のセールス方法や公告のノウハウも違ってきます。今までの高級ブランドのイメージが低価格のイメージを邪魔するかもしれません。同じ事業であっても、その路線変更によって大きな障害が出てきます。

ま、この様に同じ事業内で違う路線に移動することで生じる障害を、移動障壁と言います。

ただし、正確に言うと移動障壁とは戦略グループを移動する際の障壁のことです。戦略グループについては、該当ページを参照してください。

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戦略グループ

  • 【読み】 せんりゃくぐるーぷ

概要

説明

1つの業界内で各企業が行っている競争戦略は、色々あります。例えば、以下の様に分類できます。

これらを軸にして、ちょっとグループ分けしてみましょう。例えば、縦軸に専門性、横軸に価格をとってみると、「専門性が高く、高価格」「専門性が低く、高価格」「専門性が低く、高価格」「専門性が低く、低価格」の4つのグループが出来ます。

で、この様なグループを「戦略グループ」と呼ぶわけです。同じ業界内には、このグループのどれに属すか企業ごとに分かれます。

業界内部の構造を分析する際、この様に戦略グループに分ける手法が使われます。

ちなみに、企業が今まで実行していた戦略グループから別の戦略グループへと移動しようとすると、そこには障害が出てきます。この障害を、移動障壁と呼びます。詳しくは移動障壁のページを参照のこと。

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差別化

  • 【読み】 さべつか
  • 【英語表記】 differentiation

概要

説明

値段に関係なく、他社製品よりも「こっちの方がイイよっ!」って買い手に思わせることが差別化です。差別化には以下の様なものがあります。

例えば、ハンバーガー業界ではモスバーガー、スポーツ用品メーカーではナイキなんかが、差別化戦略で上手くいっています。

この戦略をとる際のリスクは、模倣不可能な本当の意味での差別化を実現することが難しいことです。競合他社がマネしやすい差別化は、結果として差別化にならなくなってしまうわけですから。

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