アーリーアダプター

  • 【読み】 あーりーあだぷたー
  • 【英語表記】 early adopter
  • 【別表記】 初期採用者 早期採用者 新しいもの好き ビジョナリー

概要

説明

別に商品やサービスに限らず、技術や知識、ライフスタイルなど新しいモノゴトが出てくると直ぐにそれに飛びつく人たちがいます。そういった利用者層のことをアーリーアダプターと呼びます。

新しいモノが世に登場した場合、それを直ぐに利用する人、ある程度広まってきてから利用する人、完全に普及しきった段階で利用する人、乗り遅れる人・・・がそれぞれいます。で、そういった人々をアメリカの社会学者エベレット・M・ロジャーズは5つに分類しました。

  1. イノベーター
  2. アーリーアダプター
  3. アーリーマジョリティ
  4. レイトマジョリティ
  5. ラガード

時系列に合わせて上から順番に並んでいます。新しいモノを最も早く利用しだすのがイノベーターで、最も遅く利用するのがラガードです。

アーリーアダプターに属する人たちは新しいモノゴトに対して、自ら情報を集め、利用し、それに対して判断を下します。それに続くアーリーマジョリティは、彼らアーリーアダプターの判断を参考にして利用するかどうかを判断します。アーリーマジョリティの層は多数に及ぶので、その新しいモノゴトは世間に広く認知される様になります。彼らに普及すると、比較的慎重派のレイトマジョリティに普及していきます。

といった具合に、アーリーアダプターはモノゴトが普及する際に、重要な役割を担います。新しいモノに飛びつく早さから言えば、イノベーターの方が早いのですが、その反応は早すぎて世間の価値観からかけ離れ過ぎていています。実際にモノゴトが普及する際には、アーリーアダプターを経てアーリーマジョリティに至るまでが重要になります。

ちなみにジェフリー・A・ムーアは、ハイテク業界における商品や技術の普及させるためには、このアーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に「キャズム(深い溝)」があるとして、各段階における個別のアプローチがマーケティング上で必要だとし、多くの支持を集めています。

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死の谷

  • 【読み】 しのたに
  • 【英語表記】 valley of death

概要

説明

ベンチャー企業イノベーションを実現際に、避けては通れないと言っても過言で無いのが、この死の谷です。アイデアが形となって、さらに商品化するまでにはコストと時間が必要です。でも、その間は収入が少なく、出て行くお金ばっかり沢山・・・

この状況を乗り越えていくためには、資金調達先をきちんと確保しておく必要があります。でも、実績も担保もないベンチャー企業にお金を貸してくれるところって、少ないんですよねぇ・・・

ベンチャー企業の資金調達源としては、以下のようなものがあります。

ただ、死の谷の状況を乗り越え実用化が可能になっても、次にはダーウィンの海が待っていることに注意しましょう。

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ダーウィンの海

  • 【読み】 だーうぃんのうみ
  • 【英語表記】 darwinian sea

概要

説明

研究開発を経てようやくそれが実用化に至って(死の谷)も、その技術・製品・事業には市場での競争が待っています。既存製品との競争です。

おまけに新製品は、販路や生産設備がまだ確立されていません。それに資金や時間などのコストを費やすことになります。

この様に、新たな技術・製品・事業が市場で生き残っていく難しさを表現した言葉が、「ダーウィンの海」です。イノベーションを実現しようとするベンチャー企業に多く見られる関門です。

この様な状況を乗り切るためには、多様な資金調達先をあらかじめ確保しておくことが大切です。実勢も担保も少ないベンチャー企業にとって、主な資金調達源には以下の様なものがあります。

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技術進歩のS字カーブ

  • 【読み】 ぎじゅつしんぽのえすじかーぶ

概要

説明

技術進歩のパターンは、技術開発に費やされた時間や資源を横軸にとり、技術の進歩度合いを縦軸にとったグラフを作ると、S字型の曲線を描きます。

技術進歩のS字カーブの図

技術開発のスタートは緩やかに。そしてその後、急速な進歩をたどり、再び緩やかになって限界へと達します。製品ライフサイクルにしろ、成長曲線にしろ、みんなS字を描くんですねぇ・・・

う~んと、実はこの「技術進歩のS字カーブ」って言葉がビジネス用語として成立するのか疑問なんですが、イノベーション・ジレンマを説明するのに、前提条件となる知識かなって思い、「技術進歩のS字カーブ」の用語説明ページをわざわざ作ってみました。

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ラディカル・イノベーション

  • 【読み】 らでぃかる・いのべーしょん
  • 【英語表記】 radical innovation
  • 【同義語】 破壊的イノベーション

概要

説明

イノベーションの程度によって、「ラディカル・イノベーション」と「インクリメンタル・イノベーション」に分けられます。

ラディカル・イノベーションとは、従来の価値基準を覆すほどの急進的で根源的な革新のことを言います。イノベーションの中では、最も程度の大きいものを指します。

それに対し、インクリメンタル・イノベーションとは、既存製品の部分的な改良を積み重ねることで、いわゆるマイナー・チェンジってやつです。イノベーションの中でも程度の小さいものを指して言います。

ラディカル・イノベーションは、初期の段階では理解されないのが一般的です。まあ、そのくらい現状からの乖離の程度が激しいってことです。

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インクリメンタル・イノベーション

  • 【読み】 いんくりめんたる・いのべーしょん
  • 【英語表記】incremental innovation
  • 【同義語】 持続的イノベーション

概要

説明

イノベーションの程度によって、「インクリメンタル・イノベーション」と「ラディカル・イノベーション」に分けられます。

インクリメンタル・イノベーションとは、既存製品の部分的な改良を積み重ねることで、いわゆるマイナー・チェンジってやつです。イノベーションの中でも程度の小さいものを指して言います。

それに対し、ラディカル・イノベーションとは、従来とは全く違う価値基準をもたらすほどの革新のことです。イノベーションの中では最も程度の大きいものを指して言います。

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プロセス・イノベーション

  • 【読み】 ぷろせす・いのべーしょん
  • 【英語表記】 process innovation

概要

説明

製品に関するイノベーションには大まかに分けて、「プロダクト・イノベーション」と「プロセス・イノベーション」に分けられます。

プロセス・イノベーションとは、製品が市場に届くまでのプロセス、つまり研究開発の過程や製造工程、物流過程を革新することです。

それに対し、プロダクト・イノベーションとは、革新的な新製品を開発するといった、製品そのものに関する技術革新のことです。

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プロダクト・イノベーション

  • 【読み】 ぷろだくと・いのべーしょん
  • 【英語表記】 product innovation

概要

説明

製品に関するイノベーションには大まかに分けて、「プロダクト・イノベーション」と「プロセス・イノベーション」に分けられます。

プロダクト・イノベーションとは、革新的な新製品を開発するといった、製品そのものに関する技術革新のことです。

それに対し、プロセス・イノベーションとは、研究開発や製造の過程、物流プロセスを革新することです。

プロダクト・イノベーションは、さらに色々な類型に分けられます。商品イノベーションだとか、コンセプト・イノベーションだとか・・・

ただこの場合、ほぼ「○○イノベーション」の○○部分の語句内容のイノベーションなので、今のところ説明は省略。

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イノベーション

  • 【読み】 いのべーしょん
  • 【英語表記】 innovation

概要

説明

イノベーションという言葉は、経済学者のJ.A.シュンペーターによって初めて定義されました。シュンペーターによれば、市場の均衡状態は沈滞であり、その状態をシフトさせるのがイノベーションであるとしています。

彼によると、イノベーションは「新結合」のことだそうです。これって要するに、既存の技術なんかを新しい発想で組み合わせることで新たな変革が始まる、ということです。

そんなイノベーションには、5つの新結合があるとしています。

  1. 新しい生産物の創出
  2. 新しい生産方法の導入
  3. 新しい組織の実現
  4. 新しい販売先の開拓
  5. 新しい仕入先の獲得

これらイノベーションを実行する者を「企業者(アントレプレナー:entrepreneur)」と呼びます。

ちなみに、イノベーションには色々な類型が挙げられています。例えば製品に関する基本的な類型は、以下の2つ。

  1. プロダクト・イノベーション
  2. プロセス・イノベーション

また、イノベーションの程度によっては、

  1. インクリメンタル・イノベーション
  2. ラディカル・イノベーション

に分けられます。

他にも、どこに焦点を当てるかで「○○イノベーション」と名の付くものが、たくさんあります。基本的にその「○○」の部分の語句内容のイノベーションなので、大体察しがつきます。

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イノベーション・ジレンマ

  • 【読み】 いのべーしょん・じれんま
  • 【英語表記】 innovator’s dilemma
  • 【同義語】 革新者のジレンマ

概要

説明

まず、技術革新は非連続性であるということを知っておいて下さい。技術の進歩はS字カーブを描きます(技術進歩のS字カーブ)が、既存の技術が限界に達して次世代の技術が導入される場合、そこに連続性はありません。言葉で説明してもややこしいので、以下の図を参照。

図:技術革新の非連続性

既存の技術も元々はイノベーションによるものですが、その技術が限界に来ると、新たなイノベーションによって次世代の技術に取って代わられます。

じゃあ、この既存の技術を開発したリーダー企業。その企業が新たなイノベーションを起こして次世代の技術を担うかと言うと、そうじゃありません。

イノベーションを達成した企業は、主要顧客の要望に応えるために持続的なイノベーション(インクリメンタル・イノベーション)に終始します。だって、主要顧客のニーズに合わせて製品を改良していったほうが顧客は喜ぶし、利益率だって高くなりますから。

もっと言ってしまえば、自社の既存技術が現在、市場で評価されているのに、自らイノベーションを起こして自社の既存技術を否定することは出来ません。

この様に見ていけば分かるとおり、リーダー企業にとって、リスクを冒してまで破壊的イノベーション(ラディカル・イノベーション)を試みることは合理的じゃありませんから、出来なくなります。

そうなると、リーダー企業が既存の技術にしがみついている間に、新たな企業によるイノベーションが起こり、そのリーダーとしての地位が取って代わられるわけです。

ここに既存のリーダー企業のジレンマがあります。このことを、「イノベーション・ジレンマ」と呼んでます。

ちなみにこれを提唱したのは、ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授です。

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