行動主義

  • 【読み】 行動主義
  • 【英語表記】 behaviorism
  • 【関連語句】 行動主義心理学

概要

行動主義とは、客観的に観察できる行動を研究対象とすること。心理学におけるアプローチの1つ。

説明

行動主義とは、心理学におけるアプローチの1つです。無意識、心、内観といったものは目に見えないので実証するのが難しいものです。なので、目に見えるもの、つまり客観的に観察できる「行動」だけを研究対象にするのが行動主義です。

1912年、心理学において当時主流だった内観を研究対象とした心理学(構成心理学)に対して、ジョン・ワトソンは、行動そのものを研究対象とする心理学を提唱しました。これが、行動主義の始まりです。

心理学なのに心を研究しないというのも何だか変な気分ですが、しかし行動主義に徹することで、色んなことがわかってくるんですねぇ。

例えば有名なのは、「パブロフの犬」。犬に餌を与える時にベルを鳴らす様にしていると、犬は餌がなくてもベルが鳴るだけで唾液を分泌する様になるという話ですね。これ、人間じゃなくて犬の話ですが、こういった条件反射は人間にも十分に応用できる学習理論です。

この様に行動そのものに着目することで、オペラント条件付けやらモデリングなど、様々な学習理論が発表されてきました。心的な概念を排除し、客観的に観察できる行動そのものを研究対象にすることで、人間というものが次第にわかってくるわけです。

ただ、だからといって行動主義で人間の全てが把握できるわけでもなく、その後、人間性心理学など別なアプローチからも心理学は研究されてくことになります。

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