デファクトスタンダード

  • 【読み】 でふぁくとすたんだーど
  • 【英語表記】 de facto standard

概要

説明

市場において、自分達が使っている規格がその業界の主流をなすために、各社が競い合っていることって良くあります。

有名なのは、家庭用VTRの規格を巡る競争。VHSとベータの争いは、結果としてVHSの勝利。ベータは市場から消えてしまいました。

最近の例で言えば、次世代DVDの規格争い。SONY陣営の「ブルーレイ」と東芝陣営の「HD DVD」でどちらが勝つか?結果として東芝が「HD DVD」から撤退という形となり、「ブルーレイ」の勝利が決まりました。

さて、この様に自社およびその賛同企業たちによる規格の主流争いの結果、需要者や供給者によって認められた規格は、事実上の業界標準規格となります。これを「デファクトスタンダード」と呼びます。

多くの場合、デファクトスタンダード競争は各1社ごとの争いではなく、複数の企業を巻き込んだ形で展開します。同業界の他社からの賛同を募って陣営を築き、技術供与やOEM供給などを行なうなど協調をとりながら、戦略的に行動します。また、同一陣営内でも規格競争が繰り広げられるなど、デファクトスタンダード競争は複雑で激しいものとなっています。

まあ、それほどデファクトスタンダードの地位は美味しいわけです。なんたってネットワーク外部性によって、ユーザーが雪ダルマ式に増えていくわけですから。

デファクトスタンダード競争で敗れた規格は、市場から姿を消すケースも少なくありません。競争に敗れた場合のダメージはかなり大きいため、今日では争うことなく複数の企業が事前に協議することで1つの規格を標準としてあらかじめ作ってしまうケースも多くなっています。

参考図書

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