先渡取引

概要

先渡取引とは、将来のある期日に商品を受け渡しすることを決めて取引すること。

説明

例えば、「小麦」という商品を売買する場合、今の時点で売買するのではなく、「6ヵ月後の何日に1kgあたり幾らで取引しよう」といった具合に、将来のある日に売買することを今のうちに約束しておく取引のことを、先渡取引といいます。

しかし、「え?半年後に売り買いするなら、その時になってからすればいいじゃん!」って思う人がいるかもしれません。でも、良く考えてみてください。

小麦は半年後、豊作でメチャクチャ値段が安くなってるかもしれません。逆に災害の影響で収穫が少なくて値段が暴騰してるかもしれません。これじゃあ、将来の値段がその時その時で変わってしまいます。

おまけにこれが違う国同士の貿易取引だと、さらに厄介です。だって為替の変動というものがありますから。アメリカから日本へ1ドルの商品を輸入する場合、今は1ドル=100円だとしても、半年後に円高になれば90円で買えるかもしれませんし、逆に円安なら120円出さないと買えないかもしれません。元の価格が一緒でも、その時の為替レートによって、買える値段が変わってしまいます。

この様に、今と将来では同じ商品を取引するにしても事情が違ってきます。でも、将来のことなんて、誰にも分からない。しかし、買う人は出来るだけ安く買いたいし、売る人は出来るだけ高く売りたい。

ということで、「じゃあ、半年後の○日に、1kgあたり○○円で小麦を取引しよう!」とお互いが予め合意しておく必要が出てきます。こんな具合に、将来の一定の期日にその商品を受け渡しすることを決めて行なう取引を、先渡取引といいます。

先渡取引と似た取引に先物取引があります。両者の違いは、取引日に現物の受け渡しがあるかないかです。説明すると「なんじゃ、そりゃ!?」となりかねないので、興味のある人だけ先物取引のページでも覗いてください。

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